巨大風力発電機周辺の住民の不眠や動悸、頭痛は臨床医学的には同機を起因とする病的状態である
「風力発電を考える全国集会」発表
やはりやっていたんですね。ここの風発計画は異常でしたモノ。大きな権利構造の中で動いているのですね。マイナンバーも利権がありましたし、大規模なことをすれば利権が絡まないことは無いのです。
160220
100430東京で開催された「風力発電を考える全国集会」で”ビデオ参加”された長崎県佐世保市 宇久診療所所長 有吉靖氏は当日配布された「風力発電を考える全国集会資料」中で以下のように述べられた。
「臨床医学的にはこう判断してよいのです。言い換えれば公害と言ってよいのです。
さて、医者には3種類いることを知って下さい。
1、普段から患者さんの診察、治療に携わっている「臨床医」
2、主に大学などで、基礎系の研究、教育を行っている「研究医」
3、役所などで、デスクワーク中心の「デスクワーク医」(これは造語です)
臨床医から見ると「風力発電機をある夜停止させただけで、周辺のそれまで不眠などで苦しんでいた方の症状がとれた」この事例だけで因果関係は十分です。
ところが、2や3の医師の多くはこの因果関係では不足なのです。因果関係を立証しなければなりません。この間に時間のロスが発生します。
過去、水俣病やチッソの問題ではこの時間のロスが患者を増やし、結果として大きな社会問題を現在も引きずっています。血液製剤のC型肝炎ウイルス感染の広がりでは、その筋の「専門」とされる学者先生が事実を隠ぺいし、さらに当時の厚生省の職員がデータファイルをずさんなやり方で保管していた事は記憶にも新しい事です。
行政が積極的に推進してきた風力発電に対して、「健康被害あり」と環境省がはっきりと述べるのは難しい事かもしれません。環境省は調査の結果を報告すると聞いています。しかし、2,3の医師と環境省の公務員に因果関係を立証する力と意思がある様には思えないのです。環境省のおかかえ「専門医」は「人に聞こえない20ヘルツ以下の音が人体に影響するはずはない」と言及している知識不足の学者先生だからです。
環境省の皆さん。巨大風力発電機からでている、現在の法律では規制しにくい、1.5〜20ヘルツの超低周波振動音は400m先で60〜70デシベルというすごいレベルで測定できます。これは事業者も認めています。
まずこの実態を調べる事と、次に実際に被害者との可能性がある方を診ている臨床医の意見を聞いて下さい。加えて20ヘルツ以下の音を60〜70デシベル出せるシステムを作って、そこで眠れるかどうかぜひ公開実験をしてみて下さい(まずは屋内で)。
音波発生器は5万円位。アンプは30万円位。スピーカーは特注となりますが、300万円位でできます。これで「因果関係が実証」できます。
あとは騒音計ですがこれはレンタルもあるし、環境省の中にもあるはずです。
*私の家では9〜20ヘルツが20デシベルで再生可能です。頭痛と不眠がいつでも体験できます。
佐世保市立総合病院 宇久診療所所長 有吉 靖
なお、氏は「超低周波再生実験用システムの参考例」として、以下のように提案されています。
超低周波再生実験用システムの例
8-20Hzの超低周波はこうやって実験室(普通の部屋)レベルで再現できます。これは1例にすぎません。もっと良いシステムを考えられる人は大勢いる筈ですが、解らない人はここから始めて下さい。
○超低周波発振機
ファンクションジェネレータ SFG-2004 ¥38000/1個×10「インステック社」
出力端子はBNCなのでBNC-RCA変換コネクタ ¥210 ×10 「あい屋」
RCA-RCAケーブルはどこの電気屋でも1m¥250-350×10
この後RCA-phone変換コネクタ¥175×10 「光洋電気」 でミキサーのライン入力端子へ。
○パワードミキサー
ダイナコードPowerMate1600-2(350+350W;8Ω)¥276000「 ワタナベ楽器」
スピーカー用出力端子はスピコンなので、スピコンケーブル10m ¥3180 「ミュージックハウスフレンズ」
○再生用スピーカー(これが1番難しい!)
日本を代表するスピーカーユニット製作会社「FOSTEX」
FW800HS(80Cmウーファー)¥325000 メーカー直接発注が良いと思います(値引きはないからです)
これを入れるエンクロージャーという箱はいろんな設計がありますが、
例えば最小で外寸1,8×1,8×0,9m。重量はユニットと合わせて100Kgを軽く超えます。
これは普通のドアも出入りし難いので実験室で組み立てが普通ですがその組み立てをやってくれる人を見つけて下さい。(大工さんなら大抵OKするでしょう)
30mm厚のサブロクといわれる1,82×0,91mのベニア合板のタイプT/¥6〜8000位/1枚が8枚
スピーカー用の取り付け穴直径は750mm。板の販売と加工もしてくれる皆さん御存知「東急ハンズ」
密閉箱なら最低振動数の25Hzから-12db/octの計算。
この箱に直径150mmのポート穴をあけるとバスレフスピーカーとなりダクトからは10Hzが出せるので10Hzから-6db/octの計算になりますが、5Hz以下はスピーカーのコーンの振幅が大きくなりすぎるので低出力から試すこと。(コーンエッジが破れる恐れがあります)
ベニア合板6枚で箱となり、後の2枚は補強用です。
スピーカーユニットに先程のスピコンケーブルの片方を切って接続です。
設計の詳細が解らない方は私に連絡を下さい。
スピーカーは特注というのはこういった意味です。市販の音楽用スピーカーは「スーパーウーファー」といっても20Hz以下は当初から想定外ですので(買ってくる)訳には行きません。
○デジタル騒音計これは環境省の(おはこ)の筈ですが、あえて良い物をあげるならばデジタル低周波騒音計リオン製NA-18です。(レンタルもあります)
以上でまず8-17Hzの10音を発生させて60db以上を体験、公開実験もしてみて下さい。理系で音響学がわかる人にはこのシステムは超低周波をいわば線で再生しているにすぎない事がすぐに解る筈です。実際はこれらの積分ができると何倍もの本当の振動となります。PCでソフトがあれば可能なのですが、アナログ-デジタルの変換が難しそうです。
巨大風力発電機からはもっと低い1-3,5Hzの振動がすごいレベルで出ています。その実験には300u位の金庫室並みの密閉部屋か、東京ドーム位の場所が必要ですが、まず8-17Hzで眠れない事は必ず体験できます。
*私への連絡はネットの検索で私の名前を入れればE-Adがわかります。職種と番号を必ずお願い致します。
佐世保市立総合病院 宇久診療所所長 有吉 靖
宇久島と言えば、管理人はちょどそのころ様々な低周波音問題事件の整理で忙しく、当時ついついスルーしてしまい、後にまとめたのですが、当時以下のような報道があった島です。
風力発電:宇久島に計画 住民が反対陳情、有権者の7割超す署名添え /長崎(2009/06/27)
五島列島最北端の宇久島(佐世保市)に計画されている風力発電に反対する地元住民団体「宇久若いもんを支援する会」(会長=平山忠一郎・宇久町観光協会長)は30日、計画に同意しないよう求める陳情書を、署名1818人分を添えて市に提出した。
陳情書は、住民に十分な説明がない
▽絶滅危惧(きぐ)種を含む野生生物と遺跡群が保護されない
▽低周波や騒音で住民の健康と畜産業に悪影響がある−−とし、
計画に同意しないよう求めている。
署名は宇久島の有権者(約2500人)を対象に先週から集め、7割を超す島民が名を連ねた。
平山会長は「住民の生活基盤が脅かされる」と話し、応対した末竹健志副市長は住民の合意が一番大切だ。
地元説明会できちんと業者に質問してほしい。市長に伝える」と答えた。
会は市に先立ち、県にも同様の陳情をした。
計画では、風力発電専業の日本風力発電(東京)などが出力2000キロワットの風車を50基設置、九州電力に売電する。
10万キロワットの風力発電所は日本最大で、一般家庭6万世帯分の電力を供給できるという。
【毎日新聞・長崎版・山下誠吾】
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20090627-OYT8T00982.htm (リンク切れ)
超低周波再生実験用システムの話はオーディオ好きと言うより「自作」が出来る様なかなりのマニアでないと、作ることは勿論、読んでも意味が解らないかと思います。もちろん、その気があれば、名古屋で言えば大須、東京で言えば秋葉原のようなところに行けば材料は揃えられるでしょうが、実際に作るとなると私を含めて素人では難しいでしょう。
産総研にはこうした発生装置の大規模なモノが有るのですね。
「風力発電を考える全国集会」の全体の次第はこちらに詳しいです。 10/05/01
宇久島の状況については、以下のサイトに詳しいです。
「風車を拒絶した島、風車に翻弄される島」(鶴田由紀)
「宇久島風車建設問題 」(環境を考える)
最後まで読んでくれて有難う
100515