「Windows XP」には「回復コンソール」という機能があります。これは、「Windows XP」が起動しないなどのトラブルが発生した場合、これを回復するための緊急起動モードです。
「回復コンソール」の起動は「Windows XP」のCD−ROMや起動用フロッピーディスクから行うことができますが、ハードディスクにインストールしておくと起動時に選択することができますので、不測の事態に備えてインストールしておくことをお勧めします。
1. 「Windows XP」のCD−ROMをセット、→「スタート」→「ファイル名を指定
して実行」とクリックします。
2. 「名前」欄に「Q:\i386\winnt32.exe /cmdcons」と入力、→「OK」ボタンをク
リックします。(「Q」がCD−ROMドライブの場合)
「Windows XP」がプリインストールされたパソコンの場合は
「C:\windows\i386\winnt32.exe /cmdcons」と入力します。
3. 「Windows セットアップ」ダイアログが表示されたら「はい」ボタンを
クリックします。 →(インストールが行われます)
4. 「Windows 回復コンソールは正しくインストールされました。」と表示されたら
「OK」ボタンをクリックします。
5. 再起動すると「オペレーティングシステムの選択」画面が表示されます。
矢印キー「↓」キーで「Microsoft Windows XP 回復コンソール」を選択、
→「Enter」キーを押します。
「Windows XP」を起動する場合は、何もせずにいると30秒後に起動しますが、
この時間は長過ぎるので下記の手順で5秒くらいに変更すると良いでしょう。
※「スタート」→「マイコンピュータ」を右クリック、→「プロパティ」をクリック
→「詳細設定」タブを開き、→「起動と回復」欄の「設定」ボタンをクリック、
→「オペレーティングシステムの一覧を表示する時間」の秒数を変更、→「OK」
→「OK」とボタンをクリックします。
6. 「半角/全角」→「Y」とキーを押します。 →(回復コンソールが起動します)
7. 「1」→「Enter」とキーを押します。
8. 「Administrator」のパスワードを入力、→「Enter」キーを押します。→
「C:\WINDOWS>」とプロンプトが表示されます。
※パスワードを設定していない場合は空白のまま「Enter」キーを押します。
9. プロンプトの後に実行したいコマンドを入力、→「Enter」キーを押します。
■「回復コンソール」を削除する方法
A. Cドライブの最上階層にある「cmdcons」フォルダと「cmldr」ファイルを削除します。
B. Cドライブの最上階層にある「boot.ini」ファイルを右クリック、
→「プロパティ」をクリックします。
C. 「全般」タブの「読み取り専用」のチェックを外し、
→「OK」ボタンをクリックします。
D. 「boot.ini」ファイルをダブルクリックして開き、下記の1行を削除、
→上書き保存します
C:\CMDCONS\BOOTSECT.DAT="Microsoft Windows XP 回復コンソール"
/cmdcons
E. 「boot.ini」ファイルを右クリック、→「プロパティ」をクリックします。
F. 「全般」タブの「読み取り専用」にチェックを付け、→「OK」ボタンを
クリックします。「Windows XP」が起動しない場合、回復コンソールを起動、
→下記を試してください。 プロンプトに下記の括弧内のコマンドを入力、
→「Enter」キーを押し、→確認が表示されたら「y」→「Enter」とキーを押し、
→「exit」と入力、→「Enter」とキーを押します →(再起動します)
【戻る】 【進む】