前編全19ページを印刷して読んだ。こういう充実した墓地計画書は初めてだ。これからも現れないだろう。これだけの才能・執念を持った人物というのはまさに「鬼才」だ。
しかし何事にも玉にキズ。九州にご先祖の立派な墓をもつ、本人も親族一の神童で、トヨタに入り、億万長者(勝手な推定)の成功者が「百万円予算+うるさい注文」とは何事か?これでは墓石業者の怨念が完成品に染み付いて末代まで祟るだろう。生まれ変わるとしても、トヨタ技術者には生まれ変われず、動物なら蛇・なめくじか人間なら街のゴキブリだろう。
墓石代金は戒名代のようなもの。本人の遺徳を表すものだから、岡崎か名古屋の徳川家出入りの墓石業者に一千万円を渡して、後は「ヨキニハカラエ」。これで立派な墓ができる。
不景気は墓石業者には厳しい。不要不急の支出だから。今なら1,000万円で鬼才に相応しい墓ができる。設計図も原価計算もなしだ。墓には墓石業者の感激が自ずと現れる。それが遺徳だ。東海地震からも守られるだろう。
本人は、「乾いたタオルを絞る」というトヨタ生産方式を墓石発注にも適用したようだが、それは場違い。TPOが違うね。
墓石のデザインはいいね。しゃれている。安普請の和式墓と思ったが、それよりはずっとイメージはいい。でもね、所詮100万円は100万円だ。これで「棺を覆って人定まる」。旅行に、がん治療に、墓石に東奔西走しても、最後は100万円の石の下。やはり最後のホームランを打って墓地に入るべき。
設計図は力作だから5万円払って権利を取得し、トヨタ関係者に供覧したら。
その2。
「生まれ変わり云々」については筆が滑った。深く謝罪。でも、耐震構造ではあっても100年間入居者が満足できるかどうか?最近は実家の墓に入りたいという女性も多いらしい。
まず、勲二等(故岳父が受けた叙勲)令嬢が満足できるかどうか?前途有望な秀才との縁談ということで、九州からはるばる豊田市に来たはずだが、億万長者夫妻の終の棲家が、「年金2月分の予算+うるさい注文」ではね。
ご長男夫妻にとっても、物足らないのではないか? 嫁さんの実家の墓以下だと、末広がり予定のクリニックに縁起でもない、と女医さんは結局ご主人を連れて実家の墓に戻るということになりかねない。
嫁いだ娘さんは婚家の墓に入るのだろうが、これも人生後半、ケチケチ墓の邪気に当てられて、人生が狂い、出戻りになるかもしれない。小泉総理の言う「まさか」という坂である。
孫にも「立派なおじいさん」という印象は残らないだろう。その位なら九州に戻って、実家の墓の隣に序列の範囲で立派な墓を作った方が良いね。茂原(千葉県・友人の郷里)では墓地は部落単位。1戸で墓地があるとは、立派な家系だ。
リニアはいずれ博多まで延長。時速1000キロ運転すれば、あっという間だ。飛行機もある。遺産を墓参基金にすればいい。
@ トヨタ同期・東大(工&経)一年で依願退職・実妹は住職と結婚⇒門前の小僧式に葬儀や墓事情にも詳しい・三度目の奥様は北京美人・私とは終わり無き舌戦仲間・我が家の80A契約に比し30Aのミニ住宅で満足している超堅実派
******************************
お墓作り「奮闘記」の前篇、興味深く読ませて頂きました。
12月初めに家内を亡くし、長男でない私としては、新しいお墓を建てる必要があります。しかし、石松さんのマネをしようとは思いません。(もし真似たいと思っても能力的にとても無理だと自分で解っているから)
幸いに近くに千葉市の公園墓地がありますので、「芝生墓地」を6月の抽選で申込むつもりです。
とはいっても、石松さんのような手法はとても取れず、信用できそうな墓石店(親戚の紹介で葬儀をお願いしたセルモ社の委託業者の一つ)へお願いすることにしております。
世の中、悪い人ばかりとは思っていないので特に心配はしておりません。(もしダマサれて変なモノを掴まされたらそれはそれで私やホトケ様の運が悪かったのだと諦めることにします)
A 大学級友・工
****************************
こんな「墓地計画書」を見たのは初めて!いろいろな意味で驚嘆。読後感@にも驚嘆!こんな思い切ったことを云う人にも初めて!
もし、この「墓地計画書」の絶賛派と批判派を敢えてつくり討論させたら、批判派から@の意見が出るかもしれないとも。
私は絶賛派だが、なぜか真似る気にはならない。(すでに建造済みであることは別にして)自動車 A車とB車、どちらも100万円でどれを買うかとすれば、乗り心地、走行安定性、燃費などを当然のことながら比較する。
墓の場合、購入後 A墓とB墓を比較することはまずない。子や孫に伝わるメッセージも「祖父が100万円で墓をつくってくれた」と言うだけで、値打ちか割高かは関係ない!ならば選考の過程で気持ち良く決着するとは限らないことに苦労することも無いかと。
気力・体力とも石松さんより老けこんでいることを実感しました。
自己満足に過ぎない趣味の世界なのに、正否や価格是非の話題も出てくると困惑
B 今年喜寿を迎えられる超元気なトヨタ先輩・工・ゴルフ&テニス&温泉旅行仲間
*************************
読後感の催促をいただきましたが、未だに出来ずに申し訳ない。タイのインターネット状況(ここ柏屋旅館かも)から小生の頭が何とか動く午前中は、貴殿のホームページを読んでいると(何しろ長いので)突然切れてしまい、興ざめになってしまい読後感を書くまでなりません。
夜は(今は11時)割りに安定してますが、飲み屋から帰ってすっかりいい気分。もう眠気が先行、PCの前に座って難しい石松論文を読む気力なしです。おやすみなさい。
その2。
今朝はここバンコック柏屋旅館のインターネット状況は良さそうで、途中で切れることもなく読み通すことができました。そんなわけで読後感を申しあげます。(途中で切れないことを願いつつ)
『全く石松さんらしくない』ことをやられるもんだという印象と『いや、やっぱり石松さんらしい』行動パターンというのが読後感です。
まず『全く石松さんらしくない』のは坊主とケンカして絶縁した仏教や、宗教とはおよそ遠いところにいる貴殿が、どうして自分のお墓に拘るかと言うことです。
九州に立派な石松家の墓所があるのに豊田市に墓を作る気になったのかよくわかりません。しかも子や孫に100年もお参りさせるような(参らせるということは、俺に関心をもて、俺に感謝して、尊敬せよということ)ことを強いるようなことをするのは石松さんらしくない。
貴殿には立派な子供さんやお孫さんもおられれ、貴殿の遺伝子は物理的にしっかり引き継がれているので心配ないではないですか。『死んだら庭の隅か海にでも散骨してなにも残すな』というのが最も貴殿らしいと思ってました。
それでは『お前は死んだらどうするつもり?散骨する?』と聞かれそうですが、小生は今まで終の棲家お墓なんて考えたこともありません。地元刈谷の檀家寺にある墓所の先祖代々の墓にはいるのが当然と言うか自然で、黙っていても子供たちはそうするだろうと思ってます。丁度自分の親をそうしたように。
『石松さんらしいところ』はお母さんの遺骨まで借りてきて役所とやり合って墓地を手に入れたところなど、古希を過ぎても反骨精神は衰えませんね。
100万円の物件で業者を集めて競争入札をさせるなど、業者泣かせとは言わないが、自分の楽しみだけで、世の中の常識外のことをやると迷惑なことになる。もっとも常識外のことをやられるのが『石松さんらしい』真骨頂ですが。
小生などはもともと『流れのまま』に生きてきた芯のないような人間。古希を過ぎて益々面倒なことはやりたくない。まあ若い人たちには迷惑をなるべく掛けずに逝きたいと思ってますが・・・・・さてどうなることやら。
石松さんは弘法太子の高野山に行かれたことがありますか(関心がなく行ったことはありません)。あそこには古今東西というか、あらゆる宗派のお墓、有名、無名の人の墓が丁度お墓のテーマパークのようにあります。ぜひ自分のお墓の完成までに見学に行かれるのをお勧めします。
自分で戒名をつくってそれを墓石に彫ると言うのは面白い。『世界百余国漫遊大居士』も悪くはないが、もう少し自分の性格などを盛り込んだ戒名は考えませんでしたか。例えば『徹底一刻正義大居士』とか。これぞ『石松さん』らしいというのにされてはどうですか。まだ間に合います。
小生のトヨタの先輩で功なり名をあげ(少し)金を作った人が、白血病で発病後短時間で死にました。その人も自分で戒名を作って死にました。『俊幸院全力疾走大居士』でした。俊は本名の一つ、幸は奥さんの名、世の中を全力疾走で逝ってしまった、という意味のようです。トヨタに関しても『全力疾走』という本も書いている人です。
『終の棲家』後続偏を期待してます。業者とケンカして墓を作ることはやめた、そしてその顛末記などはきっと面白い。
C トヨタ先輩・工・奥様に先立たれ、温泉とレストラン付き・近くの病院と連携している老人ホーム(1DK)を購入済み・海外駐在歴20年以上の国際通・檀家寺の改装に100万円寄進された方
************************************
お墓については切なくなりました。お墓をつくると長生きしますから、いずれにせよ良かったです。人間って息絶えても埋めなければならないので面倒です。死についてはまだ考えた事もありませんが、ショックでした。
D イスラエル在住のあったことも無い日本人
**************************
|