旅行記 中米7ヶ国拝読しました。今週少しバタバタし本日ようやく目を通すことができました。
まずはプリントし43Pの大作にびっくりです。小生はこの地については「パナマ運河」しか浮かびませんでしたが、一言でいえば「貴兄の憎らしき程の文学的・知識の豊かさ、そしてエネルギーの塊をあらためて感じました。
小生が個別に強く印象に残った点は下記の点です
① コスタリカのGNPがトップの理由が日本の姿に似ている。
② 石造遺跡の表面の色の解説は貴殿の理工系故?それとも貴兄にとっては常識でしょうか?
③ 「ホットビール」にはぞっとしましたが、冷やしてこそがビールという固定観念は変えたくないのですが、貴兄の記述で一度は賞味したい??
④ ロスでの観光でアメリカの低落ぶりという感想に納得。
⑤ パナマ運河のドッグの必要性「パナマックス」の言葉の解説
⑥ 最終ガイドのマックス氏から石松様がソニーのお父さんへ・・・・。写真からマックス家族の言葉が聞こえてきそうです。
次回のアフリカも大いに期待しています。
(お願い)
前回もお願いしましたが、空売り・50インチ・20インチ・85ヶ国。これでは「細々と生きている年金生活者」を変えてください。
案 あきらめを知らない 夢も希望もある 病に負けない 前しか見ない すべて前向きな ・・・・・・・採用いただけなければまた考えます。是非ご変更を。
なお、小生経済学部ゼミの深町郁哉元経済学部長(81歳)が昨年叙勲の由。5月2日東京での祝賀会に久しぶりに上京します。貴兄のこと向井様の新刊書と併せて各位へも是非伝えておきます。
① 大学後輩・経・ふとした機会からメール交換を開始した未だお会いした事も無い方⇒褒め殺しの達人
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旅行記「中米七カ国」を拝見いたしました。我々と同じルーツをもつマヤ人の遺跡拝観を果たされ、彼らの築いた文明の跡を確認されて大きな感動を受けられたようで真に結構でした。煙突産業とは無縁なコスタリカの大自然に触れ、「大自然の天敵は人間だ」と体感されたというのも現地に行ってこそ言い切れる実感でしょう。
パナマ運河クルーズとは素晴らしい体験をされたものです。その運河に潮汐流を防ぐ為の開閉扉があるとは聞いていましたが、それは太平洋から北西に向けて掘削されたもので、その先の大西洋との間に巨大な人工のガトゥン湖を擁しているのだとは想像もしていませんでした。人生“勝ち組”である皆さん方でなくてはその目で確かめ得ないことです。
現地人ガイドが、「全てのスペイン人が悪人だったわけではありません」と残虐な征服によって植民地化した旧宗主国に比較的寛大な思いを抱いているとは意外でした。メキシコから南米にかけての各国では混血が進み、純粋白人から現地人や黒人に向けて“綺麗”にグラジュエーションされた人々がいるとも聞きます。そんな人々は、容貌や肌の色が違う旧征服者に対して我々には分からないある感情をもっているのでしょうか?。
彼らに、“文明を伝えてやった蛮夷の隣国”から植民地にされた半島人が持つほどの深い怨恨は無いようですね。産業構造が崩壊するほど手酷く搾取された筈のインド人の中には、アメリカ合衆国へ行って「俺達は歴史あるイギリス連邦の住民だ」と誇る人が居るそうで、歴史を踏まえた民族感情には理解し難い一面があるようです。
戦争に敗れたとはいえ、アメリカ合衆国に軍事基地を置かれたままでも平気な日本人は人類史上に稀な民族なのかも知れません。
② トヨタ先輩・工・入社後ほどなく依願退職されて帰郷・再就職された会社で大成功!・いつも貴重な読後感を賜る偉人
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中米関係の参考書には恵まれなかったようだが、朝倉書店から中米地理の専門書を出した田辺氏は有名地理学者(東北大名誉教授?)。まだ読んでいないが。
本年2月のJICA中米経済調査団の提案書作りでは、私はもう少しハイレベルの資料をインターネットでかき集めた。金融担当のメンバーが揃わず、幹事会社の団長(熊本済々黌高校⇒東京外語⇒メキシコ、イギリス留学の才女)が応募断念。
パナマとベリーズは実質都市国家だろう。グアテマラの事情はよく知らない。パナマは完全にドル経済。中央銀行もないのではないか?バルボア通貨があるがドルとの交換比率は1対1。
回廊式歩道は日本でも雪国には多い。後進国で日本の株価を追跡するのは大変だ。私は携帯パソコンは旅行には必ず持参している。ホテルのLANまたは電話(IPASS国際転送サービス)を使用。現地携帯電話も使っているが、今のところ電話だけに使用している。
日本のデパートの閑散ぶりにはびっくり、先日柏の「そごう」に行ってびっくりした。店員しかいない。「そごう」は債務の98%を踏み倒して再建したが、またつぶれるのではないか?
常温ビールに慣れたのはご同慶。ビールの製造工程は単純ではない。発酵工程はむずかしい。コーラとは違う。
「外国レストランで間違いないのは調理技術に依存しないステーキだ」といった友人がいるが、それは先進国での話。後進国の草食牛肉はだめ。
風呂の形には同感。日本人ほど改良やマネに熱心な民族はいない。外国では不便でもそのまま。進歩なし。
石松氏の旅行チームは勝ち組集団と思っていたら、そうでもないらしい。これは意外だった。
ロス空港の近くはいい住宅地ではない。でもロスの高級住宅地に行けばプールは大体ある。飛行機から見た。貧乏になっても自宅プールは埋め立てないだろう。まだあるはずだ。米国没落を騒いでいる日本人は最近多いが、私も最近は米国に行っていないので本当のところは分らない。
しかし米国は製造業が駄目でも金融業が駄目でも生きて行ける。広い国土で資源が多い。自動車産業は米国では30年前でも斜陽産業だった。1ドル=60円と騒いでいる日本人経済評論家がいるがそれは間違い。危ないのは輸出半減の日本だ。
ブラジルのパトス湖はラグーン。サロマ湖のようなもの。マラカイボ湖も海と繋がっている。純粋な湖ではチチカカ湖の次といえる。それにガイドにとって南米は遥か遠い世界。彼の宇宙の外だ。
コスタリカは白人国と理解している。だから製造業も定着し、経済レベルも高い。
男女関係の変化については同感。でも女性も両極分解。大部分の女性は依然勝ち馬男性に乗った方が幸せ。最近50代の未婚男性がうようよ。結婚するエネルギーもない。女性をミスとミセスに分けるが、欧米では男も未婚、離別、死別に三区分。離婚しても未婚に戻る訳ではない。
パナマの事情は数か月滞在したので良く分る。運河クルーズもした。運河並行鉄道にも乗った(1日1往復運転。白人居住環境の悪いコロンへの通勤用)。パナマ運河の第三チャンネルは工事がスタートしたらしい。運河のライバルは米国の大陸横断鉄道。延長4キロの貨物列車もあり、日本の狭軌鉄道の比ではない。
レセップスは現地に行かなかったとは知らなかった。欧米ではよくある話。逆に現場人間だけでホワイトカラーのいないのが日本。
何もない所では日本でも、後進国でもすぐに「観光、観光」と騒ぐが、観光は景色だけではだめだ。パナマ観光地の問題点は、接客態度の悪さ、ぶったくり精神だ。運河関係者の給与水準が高いので全国民が運河並の収入を要求、生産性ゼロ、外資は撤退。欧州から輸入の社会主義思想が蔓延している。更に米国も社会主義化だからもう地球は終わりだ。
しかしパナマでも民芸品の販売は組織化していた。奥地の未開部落から小型飛行機で観光地へ往復。民族衣装は観光地に着いてから着用。全体をボスが統率。
日本のコンビニ弁当を外国で作れば2,000円になるという人がいた。日本人は幸せだ。
石松氏が中米の何処の景色も同じで平凡に見えるとは変だ。女はみな同じで平凡だというのと同じ論理。
工業力や品質管理技術が発達しないと農産物はだめ。農業は先進国型産業だ(肥料、農薬、農業機械、物流組織など)。後進国の果物は渋かったり、酸っぱかったり。
日本の高齢農業人口はいずれ死ぬだろう。でも農地価格が下落するかどうかは疑問。土地利用規制が甘い限り、土地価格は下落しない。土地権利関係の調整も大変だから、零細農業は続く、耕作放棄地も増える。ややこしい農地集約化よりも輸入の方が安上がり。
子供の表情は後進国の方が明るい。表情は経済成長率(名目)に関係していると推定。日本の名目経済成長率は久しくマイナス。子供の表情が暗くなって当たり前。明るかったら馬鹿。要するに絶対値でなく変化率だ。
敗者の遺跡がないということだが、遺跡を残せないのが敗者。
マヤとアステカの区別も付かなかったが、今回はマヤ遺跡の地名には大分詳しくなった。いつかは行きたい。
③ トヨタ同期・工・一年で依願退社⇒東大経済学部学士入学⇒民間会社⇒防衛庁(キャリア)⇒米国大学院留学(4大学も)⇒国連⇒帰国後大学教授遍歴(5大学も)⇒各種海外調査団でアルバイト。奥様は北京美人。数奇な人生を享受中!
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膨大な量の中米旅行記を拝読いたしました。いつもながら石松さんの博覧強記に恐れ入りました。私は北米(USA、カナダ、メキシコ)しか訪れたことがなく、すべてが新鮮でした。初めて知ることも多く、大変刺激を受けました。是非行ってみたいとは思います。以下、私の読後感です。
①マヤ文化の高さ、それを支えた人たちが我々と同じルーツのモンゴロイド。石松さんがマヤ遺跡でほっとされたというのもそれによるかもしれません。大した武器もないマヤなど先住民をスペインがごく僅かの武装兵で滅ぼしてしまい、今も征服者の銅像だけがあちこちにあること。もっとも、日本も北海道にいたアイヌの人たちに行ったことと同じと思います。
②パナマ運河を支えるのに莫大な量の水が必要で、限界に到達しつつあること、太平洋と大西洋に潮汐の差があることなど、初めて知りました。
③コスタリカが常設軍隊を持たないということを初めて知りました。他国へ派遣されたこともある武装警察がかなり強力とのことですが、コスタリカにならい常備軍を持たない国が増えているとのこと。また、中米の紛争解決の仲介をするなど、国としてしっかりした指針を持っていることは素晴らしいと思います。
④風呂については日本が特殊で、中米だけでなくどこへいっても似たようなもの。もちろん高価なホテルではそれなりのレベルの風呂になりますが、日本のように洗い場があるところはまずありません。私がアメリカで家を作った時にはシャワールームにガラス戸を付け、蛇口を低く設定し、日本の風呂の洗い場に近いものを作りました。私の家を買ったアメリカ人は「蛇口がなぜこんなに低いのか」わからず、もう改造しているのではないでしょうか。
⑤農産物の形、色が揃ったものを売るのも日本独特ではないでしょうか。形、色にこだわり、昔ながらの野菜本来の味がスポイルされてきています。私は近所の土曜朝市で形の不ぞろいの野菜を好んで買っています。
⑥ロス空港周辺がアメリカの没落を象徴しているとのことですが、今回ダメージを受けているのは発信元の金融と、自動車産業など、限られていると思います。アメリカは大変懐が深く、農業を主にする地域では「100年に一度の大恐慌」というイメージは感じられないと聞きました。
行ってみたいのは山々なれど、先立つものはお金。石松さんのように「金融工学」(大きな誤解。私は単なるミニ博打打)を駆使して十分なゆとりがあるわけではなく、逆に日本のバブル崩壊、直近のアメリカ発の金融問題で打撃を受けた私には高根の花です。「たくましく生きる」(細々と生きている年金生活者の誤植)石松さんの次の海外旅行記をまた読ませて頂こうと思います。次を期待しています。
サファリに行かれたいとの記述がありました。私の高校の同期生で「内山晟」という動物写真家がおり、年数回サファリツアーをやっています。ご興味あれば一度彼のHPを見て下さい。www.c-channel.com
から見られますが、なぜか今日は接続できませんでした。
前半のまとめの「都市名」で、「アメリカにはワシントン州が二つある」とされていますが、ワシントンDCは州ではありません。憲法第一条できわめて特殊な地区として規定されているそうです。すなわち首都を各州から独立した「特別区」としここの最高権力が連邦議会です。下院に代表は送れますが、議決権なし、上院には代表も送れません。それでも連邦に税金をしっかりとられているので、「代表なくして納税なし」という運動が今も行われているそうです。
④ トヨタ後輩・工・テニス仲間・元米国駐在員・米国の住宅バブルの真っ最中に持ち家を売った住宅長者・経営&技術コンサルタントとして大活躍中の方
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旅行記「中米7カ国」を拝読しました。
すべてが初耳で興味深く勉強になりました。中でも私は「パナマ運河」に感銘を受けました。1500年代に発案されたと聞きますが、幾多の苦難を乗り越えほぼ400年後に完成させたとか。
また、スペイン、フランス、アメリカ、パナマの利害が絡む地球規模の大プロジェクトを良くぞ纏め上げたと敬服します。それに引き換え、現代では国際間の問題は小さなことでも手こずっているのは人間の何が退化したのでしょうか?
誤字誤読のご指摘、耳が痛く、「清・少納言」も今の今まで知りませんでした。(清少納言は歌人・清原元輔の娘、よって「清」は清原の姓、「少納言」は当時の近親者の官名による女房名の由。三省堂発行・枕草子から。)
⑤ トヨタ先輩・工・ゴルフ&テニス仲間⇒各大学の公開講座を受け続けている勉強家⇒人生の全てに亘って、余生の生き方の模範となる健康老人
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石松さんの旅行記で何時も感心するのは、前段の調査、準備とその記述でしょう。感想はおこがましいのですが、ご要望に応じて。
1.トピックス
特に、旅費、黒いキリスト、人文地理、季節、土地、インフラ、そして飲食ー熱燗は興味。ドイツではビール冬季に温めて飲むとか、冷たいのを飲みすぎて胃を壊す、夏でも胃薬と称して強い酒シュナップスを飲んで胃を活性化させてビールを飲むそうです、兎に角,飲む量半端ではない。
2.同行者
読字障害/ホーナー博士の話、面白く
ご夫婦、紳士A,B, ガイドC,Dの観察、特にガイドの侵略者スペイン人に対する感情はアジアの国、特に中国、韓国とは異なりますね。日本人の対アメリカ感情はどの様に解釈しますか。私は中南米の人たち(ガイドC)に近い感覚ですが。祖父、父あたりは、ちょっと違ったとおもいます。
3.ロスの印象について/アメリカ論
帰国して5年が経過。母の介護の事もあり何処にも行っていないので、経済破綻後の最近のアメリカについて、どの様に変わってきているかは、自分の目で確かめてはいないので何ともいえませんが、石松さんのロス、他の話は、よく理解できます。
一方、アメリカの良さは、広大な土地と、そこに住む人たちの素朴さにあると思います。(海を知らない、ニューヨークに行った事のない人、沢山います) 特におだやかな人達との交流にあるかと思います。華やかな刺激、活気を求めるには、大都会/ニューヨーク、ロス、シカゴそしてラスベガス等々でしょうが、アメリカの一面にしか過ぎないでしょう。
アメリカの本当の良さは、田舎の素朴さでしょう、これらがどの様に変化してきているのか、働く場も、仕事も減ってきているのでしょうね、心配です。
4.全般
訪問国、中南米全般興味深く読ませてもらいましたが、パナマ運河が大変勉強になりました。私どもはガテマラのコーヒーが好きでトヨタ生協本部店で焙煎してもらい、家で挽いて飲んでいます、薫はなんともいえません。コーヒーの事が記述されていなくて、ちょっぴり残念。
中南米は人口も少なく、歴史上でのインパクトもそれ程大きくなく、少々物足りない気がします。そういった意味で石松さんの観察記も他の旅行記とは少し異なりますか。
やはり今回の旅行記で私の強烈な印象は、アメリカ論についての石松さんの鋭い視点でしょう。特に日本との格差がありすぎたオイルショック以前、その後のGM、FORDの繁栄と日本の頑張り、1970年代、1980年代、2000年、と差を縮め、一気に抜き去ったかに見えた瞬間、100年に一度有るか無いかの世界中を、日本を巻き込んだアメリカ経済破綻、大恐慌へと、そしてアメリカの没落を見てきた一人としても、石松さんに同感しますが、アメリカの良き所は汗を流して働く素朴な人たちにあるとおもいます。
真面目に働いてきている労働層の人たちが気になります。5年間アメリカに暮らし、ケンタッキーの田舎で会社をつくり、工場を立ち上げてこれたのも、よき地域社会と、アメリカの素朴な風土/明るさ、近隣の人たちの暖かい支援があったからと感謝しております。
まさにBig3の崩壊を目の当たりにして、追いつき、追い越せと頑張ってきた我々として、むなしさを覚えてならない。資源の枯渇、地球の温暖化、環境破壊、人口の増大、水不足等々・・・・。もっと他にやらなくてはならないものがあった筈、何時しか見失っていたのではと思うこと然り。
⑥ トヨタ後輩・工・ゴルフ仲間・特技はそば打ち・心筋梗塞の大手術から復帰・孝行息子⇒移転改築後、最良の部屋をお母様に準備!
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石松様の蓄積された豊富な知識に加え、インターネットを駆使した調査結果の基に書かれた紀行文には、いつもながら圧倒されて居ります。その上、単なる旅行者(物見遊山客)ではない世界観にも感心いたします。
さて私、2月9日から15日まで中部国際空港からロサンゼルス発着4泊4日のメキシコクルージングに行って参りました。メキシコと言ってもカリフォルニアに接したエンセナーダと言う観光地までで、途中マリリン・モンローが新婚旅行に訪れたカタリナ島にも寄港しました。
新型インフルエンザの潜伏期間も過ぎた様で、今のところ身体の異常は有りません。皆様ご安心ください。
ロサンゼルスに帰港して半日の市内観光。ビヴァリー・ヒルズは観光バスの侵入禁止。ハリウッドでは舗道の足型を見物。アカデミー賞発表の直前で、授賞会場のチャイニーズ・シアターには入れませんでしたが、2階のロビーまで行って来ました。思ったより小さな会場で赤い絨毯の階段も短くて、ガイドのお兄さんは「これを豪華に見せるのがTV局の腕だ」と言っていました。
その日は朝から雨で、その晩はリトル東京の中にあるホテルに宿泊。ガイドに拠れば、もともと広くない場所で、今や往時の賑やかさは無く近くのチャイナ・タウンにも劣る様です。
夕食は和食を食べに外出、ついでにカラオケも。寿司屋にも寄って一杯。ラーメン屋にも立ち寄って満腹してホテルに戻りました。雨のせいか夜更け前なのに人通りも少なく、やはり寂しい感じでした。
つまらない私の旅行感想文になってしまいましたが、石松様の次回の作品を期待して居ります。
⑦ トヨタ後輩・工・テニス仲間・愛妻に先立たれ後、落ち込むこともなく独身貴族生活を謳歌中・いつも貴重な話題を提供してくれる才子(兄弟3人全員東大卒⇒機械・航空・航空)⇒パナマ運河はパナマ市から北西方向に開鑿されたと教えてくれた方
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その1。
ゴールデン・ウィークに入るのを待っておりました。それは、貴兄の旅行記を読むためです。いつもながら、貴兄の素晴らしい博学と、比較文明論の鋭さは、私の日頃のふやけた生活に喝を入れるに相応しき刺激剤になるからです。
今回の旅行の地も従来と同様に私に取っては、余りに遠く生涯無縁の現実感のない場所ですが、しかし、貴兄の体験されたことを想像しつつ味わうことは、また大きな価値のあることですし、喜びともなりました。その意味におきまして、これだけの膨大な旅行記を完成させるためにどれだけのご努力をされたかと思いますと、畏敬の念と共に感謝の気持ちを持たずにはおられない心境です。しかし、それにしても貴兄のヴァイタリティーと尽きせぬ知識欲、透徹する洞察力には脱帽以外にありません。
貴兄に取りまして、恐らく特に精力を投入されて記述されたと思われるところがたくさんおありでしょうが、本感想文は私が個人的に興味を受けた箇所に関して、ランダムに取り上げ書かせて戴きますので、旅行の地から離れ、あくまで私の独断と偏見による感想となってしまうと思いますが、その点をご理解の上、お読み流して戴ければ幸いです。
①
読み終わってまず最初に感じましたことは、以前にも書きましたが、一緒にツアーに参加された人たちやガイドへの貴兄の目がずっと以前に比べ、温かくなってきていることです。今回では更にその感を深くしました。また、ツアー参加者との諍いもなくなってきているようですので、これは貴兄のツアーにおける佇まいが、以前に比べ謙虚になってきており、ある種の同行の方々の尊敬を受けてきている表れではないかと想像致します。
旅行記を読む側からすると、何かトラブルでも起こった方が面白いという面がありますが、やはり一緒のグループで外国へ行き、日本に帰ったら、二度と会えない間柄である故に、現地で和やかに同じ空間と同じ時間を共有するに越したことはないと思います。
②
貴兄は国語に大変厳格であり、難しい漢字の読み方に厳しいと理解しておりますが、今回も女性添乗員の頻繁なる日本語の誤りに苛立つというより呆れておられます。私もそうした誤りを若い世代との接触にてしばしば遭遇して、驚くことがありますが、貴兄から言わせたら、私が他の人を笑えたものではないと思っております。
貴兄の挙げている中で「かつて」を私も「かって」と発音しておりました。あるとき本を読んでおりましたところ「かつて」と記載してあるので、辞書をひもといて見たところ「かつて」こそ正しいということを知ったことを記憶しております。それもごく最近のことです。また「一・衣帯水」は貴兄の以前の旅行記で初めて教えられたような次第です。
しかし、言葉は時代とともに変化して行くという側面もありますので、「大地震」の読み方くらいの場合は、「だいじしん」となっても誰しも理解できることですから、そう厳格でなくても良いと思うのですが。
③
パナマ運河についての貴兄の記述は大変勉強になりました。『パナマックス』という用語から、かつて日本が太平洋戦争にのめり込んで行ってしまったこと、そして、真珠湾攻撃以外一度として海戦で勝利を得られなかったことが、この『パナマックス』にあることが頭に浮かびました。
と言いますと、何を言い出すことやらと言われそうですので、若干前置きが長くなりますが、以下書かせて戴きます。(尤も博学の貴兄はとうにご存知のことかも知れません)
昭和5年のロンドン海軍軍縮会議において、条約を結んだ方が良いとする「条約派」とそれに反対する「艦隊派」が激しく争った末、結局締結したのですが、英米日の保有トン数が5:5:3と決められたことは日本史で習った通りです。
日露戦争の英雄「東郷平八郎」を初め海軍の有力な幹部がその後も脱退を主張し(石川信吾中佐が昭和8年「次期軍縮対策私見」を発表)騒然とした雰囲気の中、昭和9年「軍令部(陸軍の参謀本部に相当)」が「46センチ主砲8門以上、速力36ノット、パナマ運河を通れない超大戦艦を建造すべし」という要求を出しました。その後直ぐに昭和10年軍縮会議から脱退し、有名な「戦艦大和」「戦艦武蔵」等が建造されたことは広く知られております。
このとき海軍の連中が何故こうした大型の戦艦を建造すれば、米国との戦争に突入しても負けないと考えたかというと、米国の艦隊は太平洋側と大西洋側の両側に別れて碇泊されている。開戦になったとき、大西洋側から日本へ向かうときはパナマ運河を通過して来ざるを得ない。
しかし、『パナマックス』を超える大型戦艦は通過できないので、日本でそれ以上の戦艦を建造すれば、艦隊と艦隊による海戦では日本側の戦艦の方が弾を遠くまで飛ばせる(46センチ砲だと4万メートル飛ぶ)ので、圧倒的に日本側が勝利すると考えたとのことです。
しかし、これに対し山本五十六や井上成美等は「戦艦がぶつかり合って相手を撃滅するというのは日露戦争の日本海海戦のときの過去の海戦であって、これからの海戦は航空機中心による戦いになる」と考えていたそうですが、なにしろ少数派でした。
ご存知の如く「戦艦大和」は昭和20年4月九州南西で米艦載機約400機の攻撃を受け主砲からたった30発弱の発射しかせずに、2500名強の戦闘員を海の底に沈めてしまった訳です。「戦艦武蔵」は前年有名な「レイテ沖海戦」で撃沈されております。
④
貴兄の記述から、『パナマックス』は幅が33.53メートルとのことです。「戦艦大和」「戦艦武蔵」の幅は38.9メートルですので、確かにパナマ運河は通過できないことが分かりました。陸軍に比べて開明的と言われた海軍軍人でもいわゆる軍人や、現在でいうなら官僚は、過去に囚われて、時代に適合した視野に欠けると言われますが、どうも歴史がさまざまな出来事において、この定理を証明しているように思います。
サブプライム・ローン破綻に端を発した金融危機によって世界同時不況に陥っておりますが、我々の関わる自動車業界の不況対策の類も従来の公式的なコスト低減策だけに頼っていないか、心配されます。経済にめっぽう強い貴兄がトップであったなら、現時点でどのような手を打たれるのか、大変興味があるところです。
⑤
今回の貴兄の旅行記で一番共鳴できる点は、貴兄が中米の原住民への同情的な心情です。貴兄は従来よりこの点を繰り返し述べられて居られます。1519年のコルテスのメキシコ征服や1532年のピサロのペルー征服で、先住民に対し虐殺のそして略奪の限りを尽くしたことを考えると、中米や南米において、如何に当時のスペイン人が極悪非道の行いをしたか、私は考える度に怒りに震えております。
人類が今までになしてきたこれらの極悪非道を数え上げると、
「チンギス・ハンのモンゴル(民族殲滅)」
「ヒトラーのナチス・ドイツ(ホロコースト)」
「スターリンのソヴィエト(シベリヤ粛清)」
「トルーマンの米国(原爆投下)」
等々があると思いますが、それらに比較してもスペイン人が中米・南米で犯した罪は上まわる酷さだ、と私は考えております。
いつも申し上げることですが、彼らは敬虔な(?)カソリック信者のはずです。そのキリスト教の信者が何故あのような行為をなせるのか、信じられません。一神教だから他の神を信じている異教徒には何をしても良いということではないかと説明する人がおりますが、私にはそれだけの説明では納得できません。
貴兄の単刀直入の現地ガイドへの質問は、なかなか私などにはできないものと感心しますが、その回答が余りに悟っているものであり、果たして彼らが本当の事実を知っているのか疑問をさえ抱かせるものに私には思えました。中米における教科書や歴史書にはスペイン人が先住民になしたことを詳しく事実を教えているのか、疑問を抱かざるを得ません。
⑥
恥ずかしい話ですが、貴兄の旅行記を読んで初めて、中米には7ケ国があることを知りました。更にいうなら、これら全ての国がスペインの植民地であったと思っておりましたので、「ベリーズ」の公用語が英語であったとはびっくりでした。(恐らく、スペインから英国が奪ったからなのでしょうが)
そこで、疑問に思ったことは、ベリースを除いて、これらの国々が同じスペインの植民地であったのに、別々の国として何故独立したのかということです。まとめて1ケ国に何故ならなかったのでしょうか。というよりメキシコがスペインから独立する際に一緒にメキシコの一部と何故ならなかったのでしょうか。一度貴兄にお教え戴きたいと存じます。
⑦
「コスタリカ」の章で、活火山の「アレナル火山国立公園」が中米観光のハイライトであると貴兄は述べられております。貴兄はここで、大変興味深い見解を提示されて居られます。即ち、
「野生動物の世界では、オスは原則として強くかつ美しい。一方人間界は長い間、メスがオスの気を引くべく美しく飾り立てていた。生活力の乏しいメスはオスの求愛をひたすら待ち続けた。しかし、バブル崩壊後オスとメスの立場は逆転し、自然界の掟通りの正常な世界にやっと辿り着いた。
21世紀になって未婚高齢者が激増してきた。女性に生活力が付いた途端、交際中の男女が婚約に至るか否かの決定権は女性に移った。その昔から、経済力が女性芸能人のようにある場合、三行半の主導権は女性側にあったが、今では普通の男女間でも主導権は女性が握り始めた」と。
遺伝子を研究している人たちに言わせると、そもそも生物はメスが主なる存在であり、オスはメスの単なる一変形例だそうです。(メスに比べ、自然でないオスの細胞はより癌に罹り易いのだそうで、事実男女の罹患率は圧倒的に男性の方が多い。だから、いつまで経っても平均寿命は女性の方が上なのだそうです)
恐らく、生物の最初からオス、メスが存在したのではなく、子孫を残し得るメスができ、その後メスの子孫存続機能を補助すべく、オスが出てきたのではないかと言われます。
「アリマキ」という小さな虫がおりますが、これは1年の大部分(春から秋)は、メスだけでメスの子孫を次々と産んで行きます。但し、晩秋から冬の寒い時期だけはオスを生み、このオスの助けを受けて子孫を残すそうです。即ち、メスに取って、オスはある限定された時期だけに必要とされる補助的な存在です。大部分の期間ではオスは必要ない存在です。
どうも、人間社会も、この「アリマキ」に近くなってきて、女性に取って、通常の社会生活上、男性を必要としなくなってきたのではないでしょうか。
遺伝子工学の進歩によれば、女性だけで子孫を残せるようになるかも知れません。但し、遺伝子の異なる男性と女性のDNAが交じり合うことで、現代までに誰を取っても同じ人がなく、さまざまな個性の人間が現出し、何十億人の織り成すこの現在の社会が構成されてきたのであり、女性だけの遺伝子で次々と同じDNAを持つ人間が地球上に存在することになると、もはや人類社会とは言えなくなるのではないかとも思います。
⑧
中日新聞の書評欄にて紹介されておりました「謎の1セント硬貨」(講談社1300円)の著者の「向井万起男」氏は宇宙飛行士「向井千秋」さんのご主人であり、母校慶応大学病院の病理診断部部長兼医学部准教授の要職に居られるとのこと、貴兄のホームページにて知りました。
その「向井万起男」氏が「こういう方がトヨタにいたというだけでもトヨタの凄さがわかります。石松良彦氏のような方は、そうはいません。日本だけではなく世界でも」と評されたとのことです。
私もトヨタに居たことがある者の一人ですが、貴兄がこのように評されたことに大変感動しましたし、誇りに思いました。私のささやかな交友範囲や本による知識の範囲におきましても、貴兄ほどの人は知りません。恐らく、日本中広しといえども、まず居ないのではないかと思います。
これからも、更に世界の辺境へ足を延ばされ、日本人ここに有りということを各地の人たちに知って戴き、そして抜群の旅行記をものして戴きたいと願ってやみません。
その2。
先日、貴兄のホームページについて、大学時代の友人に教えましたところ、本日
返信を受領しました。参考までに、転送させて戴きます。
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メールを戴きまして、ありがとうございます。いろいろ書きたいことがありますが、すぐに返信をと思うと支離滅裂になりそうなので、石松さんが開いているホームページへの簡単な感想を申し上げます。
よくまとまっているというか、見易く編集されているので独力(?)でここまでやるとは、ほんと負けました。
私も退職後ホームページにチャレンジしてきましたが、挫折の連続でやっとブログを立ち上げましたが、4日坊主(4回の更新)で放置したまま。ままならずです。
石松さんの旅行記には、適当に写真が入っていて読みやすく、ちゃっかり奥さんをアピールしているとは参りました。文章がこなれていて肩がこらないのがすごいと思いました。
またがん闘病記にもなっていて、なんと言ったらよいか驚くばかりです。なんとか私も負けずにやる気を出そうかと必死になっているところ。
ではまたよろしく。
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⑧ トヨタ後輩・工・古希直前なのに今尚現役で活躍されている貴重な存在・いつも的確な且つ長文の読後感を賜る方⇒褒め殺しの名人
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女性の旅行記は「絵が写真に代わっただけの小学生の絵日記レベル」とは辛らつながら正鵠を得た指摘とは思いますが、将来は男と女の知的レベルは逆転するのではないかと憂慮しています。世の女性たちは国内外の旅行は勿論のこと、音楽会、観劇、美術工芸展覧会などありとあらゆる機会を捉え積極的に自己研鑽に励んでいます。
偶にこれらの催しに出かけてみると何時も70~80%が女性であり、世の男性は一体何をしているのかと思わずにはいられません。拙い歩でも何十年、何百年かをかけて磨き続ければいつの日にか、男どもを凌駕する日がやってくるような気がします。
蛇足、野生動物のオスとメスに関する貴兄の見解は全く同感です。「生活力の乏しいメスはオスの求愛をひたすら待ち続けていた」はずのメスは、上述のごとく経済力と知力を蓄え、いまやオス・メス逆転の様相を呈しつつあります。“三高”はもはや色あせ私の周りにも一人身を託つ淋しいオスはその数を増すばかりで、一方元気なメス共は街中を風を切りながら闊歩しています。しかしいずれ訪れる老境ではオス・メスとも一人身、覗いてくれる人もない孤独な日々が待っているのは確かです。
今日5月3日は憲法記念日。新聞・テレビでは日本国憲法第9条を巡る話題を取り上げていましたが、戦争放棄に関しては何時も引き合いに出されるのが「1983年永世非武装を宣言し、軍隊のいない国・コスタリカ」です。しかし実はコスタリカ憲法には非常時に軍隊を組織し徴兵制度を布くとあることは意外と知られていないようです。国家の主権を脅かされるような事態に立至った時、志願して兵役に付き、祖国を守るだけの気概がある9条護憲派がはたしてどのくらいいるのでしょうか。
わが国の総理大臣さまが5%の確率で存在する読字障害なるビョウキであるとは気の毒なことです。「私の愛読書はゴルゴ13です!」と言ってはばからず、公用車にはいつもマンガ本が積んであるようなお方が、日本の首相であることにいささか幻滅と諦観を覚えますが病気とあれば仕方ないですね。
造船の世界を経験したものにとってはスエズ・パナマ運河を通過するのは夢であり、私も一度は行ってみたいと思いながら、いまだにそれが実現していません。紹介された「実際に通過が許可されている船舶の大きさの制限値は以下の通りです。全長:294.1m、全幅:32.3m」は現在つぎのようになっています。
コンテナ船と客船 :全長950ft(289.560m)、 幅106ft(32.309m)
その他の船舶 :全長900ft(274.320m)、 幅106ft(32.309m)
因みに現在ではポストパナマックスと称されるコンテナ船の最大積載個数は8,000TEU(twenty equivalent unit 20ftコンテナ換算)クラスが出現しています。
最後に一言。どなたかも言っていましたが「細々と生きている年金生活者」はもはや「豪快に稼ぎまくる年金生活者」にでも変えてください。なにしろ145,060千円もの大金を扱う富豪に相応しい自己紹介が良いのでは。正真正銘の「細々と生きている年金生活者」からの「中米7ケ国旅行記」に対する感想です。
⑨ 大学教養部級友・工・いつも的確な読後感をいただける方
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その1。
難しい督促で困っていました。最近は、貴旅行記は同伴人物評を中心に拝読するようにしているからです。
今回も又西アフリカ記でも興味深く読ませていただきました。そのグループにより全く異なる偉人が多数居られ感心すると共に、自分のような者はとても仲間入り出来ないと思う次第です。
今回の人物記で特に興味あったのは現地人ガイドに対する質問で、世界の常識的回答かと思いました。
自分は中国、韓国の反応にはうんざりしており、朝日新聞他マスコミが言う昔の日本や日本人は悪だ、最近ではNHKまでも台湾統治はこんなに悪かったと放映し、ついに日本のマスコミ界は中国シンパに独占されているなと思う次第です。それに立ち向かう日本人は少なくなり、これもマッカーサーの日本統治政策が良くも悪くも成功させた力が大きいとつまらぬ事で感心。
次にロスの感想記も興味深く拝読しました。自分は以前のロスの繁栄を知りませんので少し感想が違いますが、リトル東京は貴兄と同じ想いです。
今はロス在住の日本人好みの客の町で、日系はむしろ減り韓国系が増えているのではないでしょうか。コリアンタウンはあちこちにあり、自分たちも食事等で利用することは多いです。外国人観光客はサンタモニカやハリューッドではなくラスベガスではないでしょうか。
一度愚息(ロスで事業を経営されているご長男)にも意見を聞いておきます。以上ご返事にもなりませんでしたが。
その2。
愚息は熟慮した感想など出来ませんが、話した要点のみ報告させていただきます。
先ず貴兄のような36年前のことは知りませんが、ロスは20年前、10年前と大差ない。元々ロスは田舎町と言われ華やかさはない、と感じている人が多いそうです。貴兄の36年前のご印象は初海外出張で印象も強かったのではと想像しているようです。こうした印象は我々の観光でもあり、初回は感激し二回目はがっかりということは多々ありますが。
空港については利用者の利便性では、彼の知っている米国内とか、欧州のヒースロー(ロンドン)とかスキポール(アムステルダム)と比べて、ロスはU字型で端から端まで移動しても10分程度で不便は感じていないようです。貴兄の指摘される新興国のハブ空港と比べれば古く斬新さはないでしょうし、免税店の差は大きいですね。
空港レイアウトでは我が成田は何とかならないかと自分でも思うくらいですが。白紙の所に線を引けば良いのが出来るでしょうが、それが出来ないのが日本ということでしょうか。
個々の町について言えばリトル東京は治安は良くなったが日本人観光客減、韓国、中国人が多い町になっており自分も実感。ハリューッドは昼より夜の街(ナイトクラブ等)、ヨットハーバーは籍を取るのに今でも30年待ちとか。貴兄が指摘されるGM
の衰退に象徴されることがロスに起きているとは感じていないようです。
都市を見て印象が大きく違ってくる原因の一つに公共交通機関が発達して出来た都市か、ロスのように車しかない都市かで大きく違うでしょうね。
豊田市もどちらかと言えば後者でスーパー以外は人は少ないと感じています。ロスは今やヒスパニック系移民の街で低賃金に支えられて伸びており、世界も新興国が栄えてこの不況を脱出するのではと想像しています。GM
もそのように生まれ変わるのでは?。
⑩ トヨタ先輩・工・ゴルフ仲間・毎年2月の避寒を兼ねて奥様とロスのご長男の家に3週間滞在⇒毎日奥様とゴルフ三昧。
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ちょっと前に読み終わってましたが、メールする余裕がなくて、いつの間にか記憶の外に。再確認のため、再度目を通しました。
石松さんの旅行記って、前からこんなに辛辣でしたっけ? ガイドとか、同行者に対する酷評は前から有りましたが・・・。
今回は、現地の有様などに結構厳しい評価ですね。でも、そのようなものが言えるということは、対する評価基準というか、あるべきものを抱いておられる訳で、尊敬します。
パナマ運河が北西から南東に走り、南が太平洋だとはびっくり。捩れてたんですねえ。
日本に広場文化が育たない理由を考察するのは面白そうですね。しばらく考察してもらえませんか?下足を脱いで畳に上がる文化と関係があるかも・・。
石造遺跡が黒ずんでいるのは、単なるカビではないですか?
とにかく、言及されている範囲があまりにも広く、付いて行けません。感想なんか書けません。脱帽です。
⑪ トヨタ&大学後輩・工・技術士⇒大不況を乗り切りたい各社からの技術指導の要請の元、文字通りの東奔西走で大活躍中。
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