その後、日本を代表できる知識人であるはずの賢人達数人にクイズ形式『太陽1立方メートル当たりの平均発熱量は毎時何Kcal?』で、この問題に関する直感からの回答を口頭で求めたら、正解とはかけ離れた数値に終始した。
そこで今回、つれづれなるままに1974年の理科年表からデータを抜粋し、電卓で再計算したものの、どこかに計算間違いが含まれていないでしょうか?。賢人各位のご検証を賜れば、望外の喜びです。計算式中の演算子**はべきを表す。
@ 天文単位距離=1.496億km
A 太陽の半径=696000km
B 太陽の比重=1.41
C 太陽の総輻射量=3.90*10**33エルグ/秒
D 太陽定数=1.95cal/平方cm/分=1.36Kw/平方m
E 太陽の質量=1.99*10**33g
F 1w=10**7エルグ/秒
B、C、E、Fから太陽1立方メートル当たりの発熱量(Xワット)は
X=(10**6*1.41g)(3.9/1.99)/10**7
=0.2763316ワット/立方メートル
六畳間の標準体積は10平方メートル*2.4m=24立方メートル。従って六畳間と同じ体積の太陽の発熱量(Y)は
Y=24*X=6.63ワット!
検算のために@、A、DからXを求めると、X=0.270829ワットとなる。私が読んだコラム氏の発見は正しかったのだ!。 |