海外進出の可能性を調査するチームの一員として東奔西走。その結果幸いにもトルコ・パキスタン・ベトナムに工場ができた。それらの合弁企業が当初の計画通り順調に発展しているか否かの総合評価を目的に、定年を間近に控えた4月11〜25日に掛けて訪問する機会を得た。当時、苦楽を共にした現地の方々とも再会し、この上ない喜びを共有でき楽しかった。
中でもパキスタン人のトップ達から『私達の感謝の印』として、大きな絨毯をプレゼントされた時には、贈り物それ自体よりもその心に強く打たれた。
一方、業務とは別に私個人としては『過去10年の間に各国で変化したもの、変化しなかったものは何だったのかを、少しでも見極めたい』との楽しみも、心に秘めて出発した最後の出張のつもりでもあった。 |