@ 焼津魚センター(71店舗・8,028平米、食堂1,050席)
伊東温泉旅行(平成24年1月30日)の帰り道では沼津魚センターに立ち寄ったが、干物センターと名前を変えて欲しいほどの干物の洪水。私は骨の多い干物よりも取れたての鮮度第一主義。焼津はマグロの水揚げ量は日本一らしい。
まずは腹ごしらえの昼食。市場内のマグロ尽くしの寿司屋へと直行。1皿2貫(105円)の回転寿司とは一味違う、新鮮で且つ大きなネタに超満足。
広大な市場で同業者が価格競争をしている世界は、デパ地下とは似て非なる別世界。デパ地下では値切れないが、ここでは徹底した自由競争。私は脂肪過多の大トロよりも中トロが好き。数軒覗いては価格交渉。底値が幾らになるのか見当が付いた所でお気に入りの店に直行。
マグロは家庭用の冷蔵庫で冷凍(急速冷凍が出来ない!)すると、イカとは異なり極端に食味が落ちる。已む無く2Kgで我慢。序に荊妻から頼まれていた『シラス干し』と『桜海老』も購入。タカアシガニも買いたかったが発見できず残念。
A 東名の浜名湖SA
浜名湖SAはかつて東名一の売り上げ(年商50億円)を誇っていた。でも、今後浜名湖SAがどうなるのか心配だった。第2東名のSAとの競争に耐えられるのか、現状を見学したかった。
何という悲惨さ! 客は殆どいない。浜名湖を見下ろす最適な場所に建つレストランの浜名湖側の出入り口は閉鎖。駐車場側にある玄関のみ開けて細々と営業。主力となっていた土産物売場も人影は疎ら。店長らしき人物は茫然自失の状態で店内を巡回していた。
交通量は東名と第2東名とにほぼ二分されていたが、東名は通過交通が主力の大動脈に戻り、観光客は第2東名に集中していたのだ。この現象は事前に新聞やテレビでの報道で知ってはいたが、これほどの惨状とは予想すらもできなかった。
トラックが中心の物流業界のドライバーと観光客とでは、SAの活用方法は明らかに異なる。前者の目的はトイレ・燃料補給・ワンコイン前後の簡単な食事。立ち寄るたびに観光土産を買うはずが無い。
リピーターになった観光客は景観に乏しい第2東名に飽きるのも早いと推定している。現東名に戻るのも時間の問題。かくして徐々に双方の客数が接近しても、交通量の絶対値が増加しない限り、現東名のSAの客は半減した状態で落ち着くのだろうか?
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