自宅から2Km離れた位置にある特別養護老人ホームに入居中だった母が平成15年8月23日22:30に永眠した。享年93歳だった。兄夫婦が駆けつけたときには既に死亡していた。最後を看取ったのは、職員・看護師・医師だった。
父は12年前に享年88歳で永眠。両親の平均死亡年齢は90歳2ヶ月だった。多重がんの治療後、経過観察中の私には辿りつけそうもない高齢である。父は死の直前まで元気だった。夜半に誰にも気付かれることなく永眠した。高齢者の死はこのようにある時、突然訪れるようだ。
郷里を遠く離れた子供は親の死に目にも会えなくなるといわれて久しいが、同居していても老衰で大往生する場合には、親の最後を看取るのは無理な場合が多い。
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