8月24日                               
 生理予定日は、19日か20日。トイレには、前回かった検査薬が一本残ってる。説明書には「生理予定日より1週間すきたころから検査できます」って書いてあるから我慢してたんだけど、試してみたくてたまらない。
今日、試して、もし陽性だったら病院に行ける。来週になったら、忙しくて行けなくなっちゃうかも・・・。
 よし!やってしまえ〜。手を合わせてまつこと数分。
「おねがい!」手にしたスティックには・・・。かなりうす〜い線が。でも、あることにはある!
あきらめたころにできたって話をよく聞くけど、ほんとなんだなあ。私の場合、あきらめてた訳じゃないけど、基礎体温も排卵検査薬もやめたところだったのに。
 うれしさをこらえて無言で父ちゃんの肩をとんとん。それを見た父ちゃん、わかってるくせに、「なに、これ。」と少し動揺。満面の笑みで頷く私。「なに、それ。なに、それ。どうしたの?」とタク。
 午前中に、さっそく病院に行くことにした。前回までは、大きくて有名な産婦人科だったけど、いつも見てくれる先生が違うし、なんか事務的なところがあったので、今度は、小さいけど、人気上昇中のあのお医者さんって決めてたんだ!
 お医者さんで内診台に上がる。どきどき、どきどき・・・。画面に何にも映ってなかったらどうしよう。勘違いだったら・・・。
 「あ〜まだみえませんねえ」がっかり。でも、尿検査の結果は、やっぱり陽性。「まだ早くて見えないんでしょう。妊娠はしてますよ。子宮の中にあるところを見たいから来週また来てください。」
 先生に妊娠してるって言われて少し安心したけど、袋が見えてないし「子宮の中で確認したい」ってことばがやけに気にかかる。子宮外妊娠かもしれないからってことなの?
 うれしい気持ちもあるけど、不安な気持ちもいっぱい。
8月31日                           袋の大きさ:8o
 待ちにまった1週間!今日こそ袋ちゃんとご対面だ〜。でも、なかったらどうしよう・・・。一度流産するとこんなに臆病になっちゃうんだね。タクの時は何にも知らなくて幸せだったなあ。
 内診をしてもらうと、ちっちゃなちっちゃな袋がある。タクの初診の時の大きさをイメージしてて、ずいぶんちっちゃいから、「こんなにちっちゃいんですか」って思わずいっちゃった!
 とりあえず袋は確認できたものの、こんなにちっちゃいなんて、いいのかなあ、ってまた、つぎの心配が出て来ちゃう。
9月3日                        袋の大きさ:12.6o
 慌ただしい新学期が始まりまった。お腹を気にして、でも、やらないといけないことは、いっぱいある。
 昨日、校長先生にだけは報告済み。全校下校の下校指導(担当通学団の下校についていく)は、途中まで車で行かせてもらった。問題があったばかりだから、誰かに変わってもらうとか、パスすることはしたくなかった。ぎりぎりの判断だったと思う。
 そして、今日。特に体調に変化はない。でも、なんだか、おりものが茶色っぽいんだよね。夕方早くかえって、病院に行こうかな。このくらい大丈夫だと思うけど、どのぐらい大きくなったか楽しみだし…。
 だけど、先生から「切迫流産」との意外なことば。ええーっ、またあ?でも、ちょっとおりものが茶色いだけで?
「ふつうではないことだからね。薬を出すから、病名が必要なの」
「仕事は…。」
「もちろん、休んでください。食事の支度も簡単にね。」
「一日中寝てないとだめってわけじゃないんですか。」
「まあ、ごろごろしててください。1週間後みせてね」
 2回も連続でこんなことになっちゃうなんて。昨日歩いたことがいけなかったのかなあ。タクのころと比べると、やっぱり年をとったってことか…。
 写真の下に4W4Dと書いてある。このごろは、胎児の大きさから週数を判断するみたい。タクの時は、前回の生理開始日からだったけど。それにしても自分の計算とはずいぶんちがう。もう6週にははいってると思ったのに。これも不安材料になってしまう。
 でも、前回とずいぶん違う。前は、点滴をして、一ヶ月の診断書が出て、トイレとご飯の時以外起きちゃだめ、おふろもだめだった。今度は、ご飯の支度もちょっとならいいみたいだし、おふろもだめって言われてない。
 自宅安静生活のはじまりはじまり…。でも「ごろごろ」してるってどのくらいごろごろしてればいいんだろう。 
9月9日                          袋の大きさ:20o
 不安な一週間です。食後にだいたい気持ち悪くなるけど、気持ち悪くならないと、「赤ちゃん、だいじょうぶ?」って思う。だいたいつわりは、軽い方で、吐いちゃうことなんて、タクの時でも一回もなし。あ、そういえば、風邪と重なったときに一回だけあったっけ。ふつう、つわりってお腹がすいたときにひどくなるでしょう。わたしは、食べてから、特に麺類に弱いみたい。そして、おみそ汁だと、ほとんど気持ち悪くならない。今までおいしかった自家製のハブ茶の後味が気になって、あんまり飲めなくなった。
 茶色いおりものは、相変わらずで一日1,2回は必ず出てくる。トイレに行くときは、もう、どきどきしちゃう。
 さあ、今日は、先生に診てもらう日。父ちゃんも心配で一緒に来てくれた。前回は、出血後1週間のこの検診の時、もう姿がなかったもんね。待合室で自分のどきどきが服の上からでもわかるくらいに緊張!
 「今日は、心臓がみえるといいな…。」内診台で手を組んで祈っちゃう。画面に映った袋は、まえよりあんまり大きくなってるとは思えなかったけど、先生が、
「ああ、動いてるね。これ心臓」
「ほんとだ!よかったあ」
「予定日は、もうちょっとしてから決めましょうか。」
写真の下には、5W6D、予定日が5月6日になってる。自分が割り出した予定日より10日ほども遅いなあ。排卵がおくれたのかな?でも、前の時は予定日が5月9日になってたから、たまちゃん、ひとより大きくなるのが早いってことなの?
 まだ、茶色いおりものがあるってことで、もう一週間お休みすることに。

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4週〜7週

9月17日          7W3D たまちゃんの大きさ13.3o
 火曜日。本当は土曜日に行くはずだったのに、私が診療時間を勘違いしてて、今日になってしまった。とうちゃんは、私の失敗に珍しく不機嫌になった。とうちゃんも不安な気持ちと「今度はどのくらいおおきくなってるかな」って楽しみにしている気持ちは同じです。
 さて、待ち遠しかった今日。いつでも待っている時間は、どきどき。「心臓、今日もちゃんと動いてるかな」「順調に大きくなってるかな」まだ、前の子がいなくなった週数を越えてないからよけいです。安定期にはいるまでは、きっとこんな気持ちが続くんだろうな。ついてきてくれたとうちゃんもやっぱりちょっと無口になってる。
 連休あけとあって、とってもこんでて先生は、「お待たせしてすみませんね」といって迎えてくれました。まだ、ちょっと余分に動いた後は茶色いおりものがあることをお話しして、内診台に上がりました。
 たまちゃんは、心臓をちくちくと動かして私に見せてくれました。今度は頭からお尻までの大きさを先生がはかってくれて13.3oとのこと。
「これが頭ね。」
と教えてもらったのは、白い固まりのなかの黒いちいさい丸いところ。へえ〜頭って写らないの?
 おりものも先生がみたところふつうの色になっているそうで(前もそういわれたけど、本当にときどき茶色いのがでるの!)
「だいぶ、いいんじゃない?」
と、先生。今度から、薬もなくなったし、つぎ(二週間後)の検診までに茶色のおりものがでなくなれば、仕事復帰もOKってお許しがでた。
 今日は、7W3Dになってた。また3日ほど追い上げてるぞ。予定日も5月3日に決めてもらった。ゴールデンウィークだね。