谷川岳麓の土合口駅から谷川岳ロープウエイで天神平駅に至る。更に峠リフトで天神駅へ。 これより天神尾根伝いに「熊穴沢避難小屋」までの天神尾根ウォーキング(往復100分)を目指した。靴擦れの人等二人は天神峠駅で待機。残りの4人でスタートした。
間もなく、Kさんのトレッキングシューズのヒールが外れた。ひもで応急修理したが耐久性に自信が持てず引き返した。
先頭のNさんはどんどん先へ。私とTさんが後を追ったが、Tさんが弱音を吐き出した。登山道の右側は急斜面で、もしよろけたらと足が竦(すく)むところも・・・ここらで待機することに同意し、岩に腰をかけた。「熊穴沢避難小屋」までの路程の三分の一ほどの所か。Nさんが引き返すまでの時間は60〜70分と推定。
その時間になっても戻らない。若干心配になってきた。通り過ぎる登山客を呼び止め、頼んだ。「熊穴沢避難小屋近辺に私ほどの年配のNさんが居たら、私らがこの岩で待っていると伝えてほしい」。快く引き受けてくれ、手持ちのデジカメで私の写真を撮りNさんに見せると、誠意のある方だった。
100分を過ぎても戻らず。Tさん曰く、「他の道を戻ったのではないか?」「それは無い。実は、今朝 Nさんと天神尾根ウォーキングコースについて話し合った折、Nさんが帰路に別ルートを提案したが、私は山では同じ道を引き返すのが安全と主張し、彼は同意したから」。
谷川岳からの下山者が散見されるようになってきた。話しかけると、「山頂の天気予報は夕方に雷雨とのことで、急いで下山した」とのこと。
少し焦り出した。「避難小屋近くまで探しに行くのは却って危険だろうね?」Tさんの腹を探った。会話が少なくなってきたので。「夕方になっても戻らなければ、捜索願を出すことになるね。あまり早く出しても空足を踏むことになって迷惑をかけることになるし。日が落ちるまでは我慢しますか?」
Tさんは再度 別ルートで下山したと主張。「それではあと10分待って、来なかったら引き揚げましょう」。天神峠駅の方角から「おーい」と呼ぶ声がした。Nさんだ! ズボンが破れ、膝頭に血が滲んでいた。しかし、無事。Tさんの推測していた別ルート経由だった。
宿に戻り、露天風呂から谷川岳を眺めると、山頂に黒い雲がかかっていた。やはり雷雨か! 最悪のシナリオを連想した。遭難はかくして起きるものかとも。
@ トヨタ先輩・ゴルフ・テニス・温泉旅行仲間・囲碁はセミプロ級・超元気翁・愛妻家兼恐妻家
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今日ようやく返信する気になり二回目の拝読をしました。良く調べ観察されておられることは何時もの通りで感心するのみです。
興味あることはやはり身近なビールの泡の観察。一般の店で生ビールを注文すると6分目ビールを入れ後は泡注入、何時も損した気分になっています。でも生ビールは美味くやめられません。
旅行記で何時も興味あるのが同行者の人物評ですが、今回は貴兄も興味無かったとのこと、次回は期待しています。
体力の衰え、自分は貴兄以上で旅行そのものへの意欲減で困っています。貴兄の益々のご活躍を願いつつ居ります。
A トヨタ先輩・工・ゴルフ仲間・イタリア縦断旅行にも一緒に出掛けた方。毎年ご夫妻で海外に長期逗留⇒海外ゴルフだけでも40ラウンドされていたのに、昨年からお止めになったらしい。
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例によって石松旅行記は未完成論文。地図がない。行程表がない。どのように移動したのかが判らない。「山紫水明」は日本製とは知らなかった。中国伝来の四字熟語と思っていた。北京で小学生用の四字熟語集を見たことがある。私はその中で10%も知らなかった。中国文化は奥深い。頼山陽が京都に住んでいたのも知らなかった。知人に頼山陽の末裔がいるが(阪大工学部⇒ミサイル技術者)。
全員30分前に集合とはトヨタ精神だ。いいね。でも群馬県が山紫水明でベスト(我が主観)かどうか判らないね。赤谷湖も名前しか知らない。国道17号線に近いはずだ。39年前の初出張というと1973年?(1973年春。同年秋に石油危機が発生した。アメリカが一番輝いていたとき)当方は1970年に144日かけて世界一周(防衛施設庁に再就職したとき、キャリア組は演習船で世界一周の研修教育を受けたそうだ)。3年早いね。
上越新幹線沿線には分譲別荘マンションが多いがホテルに転用とは知らなかった。トクーの客とは、要するに「特別低料金客」。少食の老人グループだから、料理が一品少なくてもOKだろうが、バイキング料理泥棒をしないか監視されての食事とは情けないね。同じ浴衣でも、すぐに誰何されるとは、要するに、石松氏の人相、目つきが悪かったのだろう。最近の写真は工学士らしさ、インテリらしさがないね。意地悪爺さん?
老人グループといっても、目玉料理のズワイガニなしで、「別区画」で細々と食べるのはわびしいね。バイキング客からみれば、「格下客」だし。カラオケといえば、天才石松氏も音痴な筈だ。今からでも奥様による特訓はいかが?
山の天気が午後悪くなる理由はこの旅行記で初めて知った。やはり物理学、気象学に強い石松工学士だ。天神平には学生時代いったことはあるが、当時ロープウェイはなかった。天神峠と天神平の区別は知らなかった。熊穴沢避難小屋も知らない。行ったことのない場所の読後感作成はしんどい。
群馬県の工業基盤については同感。養蚕がベースにあるのだろう。「西関東+甲信」は昔からレベルが高かった。ラホールにも群馬に本社のあるサンデンが進出していた(車載用エアコンメーカー)。展示品を褒めて値切るとはいやらしいね。資産家らしく1万円は出すべし。
Bトヨタ同期・東大工・1年で依願退職⇒東大経済・その後は波乱万丈の人生・再々婚の相手は北京美人・掘っ立て小屋の住人⇒写真に撮って送れと催促しても恥ずかしいと言って拒否。
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群馬県等への旅日記、拝読しました。
善き仲間との旅心が洗われますよね、日々謳歌する様に接しこちらも気分良くさせて頂きました。小生も時間を無駄にさせない様に楽しみたいと思うことしきりです。
猛暑も徐々に去りつつあります、また風情のある秋の到来です。秋は日本語の季語が似合う時節ですね、日本語を大事にしたいものです。お元気にてエンジョイライフ、をお過ごしください。楽しく読ませていただきました。有難う御座いました。
C 知人・成人病で倒れて10年間プールでの歩行⇒回復。頑張り屋
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私は群馬県には、仕事で高崎市に行ったことはありますが、観光で訪れたことはなく、
今回の旅行記を読んでもピンとこずに戸惑いました。
でも、2台のパソコンを使っているので一台は旅行記、もう一台はヤフーの地図で、並行して読んでいくと、ほぼルートが解明できよくわかりました。地図を拡大すればダム湖もホテルもロープウェイも避難小屋もビードロパークまで見つけることができ、楽しめました。
以前ほどではないにしても、まだまだ活力がありますね。
10社相見積もりとは恐れ入りました。
建築土木の世界は医師と同じピンキリの世界。一見の客の特注工事には標準価格がない。最強の手段は相見積もり。
私の友人・知人の数名は藪医者の外科手術で切り殺された。私は医師は単なる職人と見なし経験・実績を聞く。個人医院の医師が怪しげな解答をする場合は即お断り。場合によっては診察料金も払わず『文句があるならば、裁判で解決したいから訴えなさい』と言って帰る。裁判所で尋問したいのに、訴えられたためしがない。
医療には属人性が強い。病院の知名度は二の次。スーパードクターを探す努力は惜しまない。
D 大学後輩・医・保険会社の勤務医・未だお会いしたこともない方。
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ご無沙汰しています。土肥温泉・猿ヶ京温泉と拝読させていただき、これだけの行動力にはいつもながら頭がさがります。
● 土肥温泉について
当地は小生東京勤務時に3回程(1回は社内旅行?)の記憶ありますが、何としても羨ましかったのはお一人100匹ですか??
小生は、川・海でも孫と釣りに行くのが夢ですが・・・・・・(勿論釣れるところで)・・・・思いました。
81歳77歳のお二人には勇気をいただきました。いかにもお元気のご様子で。
● 猿ヶ京温泉について
群馬の草津温泉には一度行きたいと(大昔、群馬銀行東京事務所長の方の実家がホテル経営をされ、退職後お誘いを受け・・)思いながら実現できていません。今回当地の名前を初めて知り、貴先輩の「山紫水明の地」・・・・・というお言葉ですので群馬への機会あれば当地に行きたい(早く行かないと、死神に追いつかれますよ)と思います。
今回はN様が無事帰還されたことにつきますね。本当に貴殿はじめT様のご心労をお察しします。小生もは中学時代を中心に恩師がリーダーで多くの(遭難一歩手前の・・・)経験をしました。よかったですね。
貴先輩が無理をせず自己体力を見極め(9/24に9/14のがん検診の結果の告知。5/6からの断酒決行⇒画期的な成果⇒肝機能もコレストロールも正常値に復帰)自重されながら行動されておられることに敬意を表します。
小生6月から7月はアメリカから帰国の孫の子守 (東京・千葉・箱根・・・856q) 9月は、妻の生花教室・孫の盆踊り(東京・千葉・浜名湖・・・・765q)と車と付き合っています。来月石川県粟津温泉(私は来春の新年会に温泉仲間と出掛ける予定)連泊半額クーポン購入して予定しています。
息子からは「親父よ。年を考えて車はやめよ」との忠告がありますが、まだまだ車と付き合える自信あり頑張るつもりです。
小生は第二東名を走りたい気持ちですが、妻は海寄りの東名希望。少しだけ第二東名を走りました。確かに第二東名の方が走りやすいようです・・・・・。
楽しい仲間の皆様があっての先輩ですね。小生に最初に貴先輩を紹介いただいたNTTの斎藤様は6月副社長ご就任(祝。ご昇格)で益々ご活躍のようです。先日昼食時に石松様の「エネルギー」に感服と言っておられました。
次回もまた楽しい旅(99ヶ国目・スリランカに11/15-22出掛けます)を祈っています。
D 大学後輩・経・銀行OB
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