「オッvこれなんだ?悪魔くッ・・・!!?」
「あぁ。それはマヨネーズって言う調味料の一種なんだよ。 キャップを外してボディを押すと中身が出てくるから気をつけてね。 ・・・・って何やってんの?メフィストU世・・・・?」
マヨネーズ
じゃがいもの根を取り終わり、とりあえず一段落した巻き毛の 少年はイキナリ静かになった悪魔の方に視線を向けた。
そこには、たっぷりとした淡い肌色の液状がタキシードを 着てシルクハットを被っていた。
手には空のマヨネーズのチューブを持って。
その無残な姿になり下がった、いいとこ出の悪魔は身体を わなわなと震わせながら低い声で一言、言いった。
「味見」 どうやら先ほどの言葉への返答らしい。 額には多大なる量の青筋。
ど根性の見栄っ張りである。
「ぁーーーーーーははははっははっはッ!!??? /////」
その結果。少年のツボにハマッたらしい。
・・・〜 10分経過〜・・・「あーーーははははは!!ッ!!ひーー!!お腹がッ!! お腹がぁーーー!!? ////」
相当ハマッたらしい。
「なッ!!? ///何笑ってんだよ!!味見っつったら味見だってんだよ!?おい!ほら!見てみろって!こうやってなッ!! ・・・・ぅぇッ!マジッ!? (汗)」いい加減笑い止まない少年を見やり、あまりの不利な状況に 焦りを感じ、実際に顔面にべっとりとくっ付いている マヨネーズをべろりと舐めてみせる。 だが、本来マヨネーズは他の料理の ”調味料”として使うものであって『ちょっとだけv』が美味しかったりするものである。 大抵の人間が ”それだけ”で舐めたりなどしない。
ましてやそんな膨大な量を。
勿論悪魔もだ。 当然この悪魔も例外ではなく、濃いヌッチャリした味が口内に広がり 幾ら唾を飲み込んでも味が離れない。
はっきり言って気持悪い・・・。
苦虫を噛む潰したような表情で口をもごもごさせている悪魔はパッと見にも、 じっと見にも滑稽であり・・・まぁ、簡単に言う所の「面白い顔」だったりする。
「あぁーーーーーはっはははっははははは!!?? ///め!!メフィストっ!に!U世!!僕を笑い死にさせる気〜〜ッ?!! ///ひーーッ!!」どうやら悪魔が思いっきり開けた恥の穴は塞がる事をせず、 僅かな期待をもすっぱり裏切り、手榴弾か何かを投げ込まれたかのような 感じで大きく広がったようだ。
「う〜ッ!!? (泣)ごんがもんぐがぎあがっえッ〜〜!!!?( こんなもん食わしやがって!)」
もう会話も成り立たない。
そんな悪魔を横目に捕らえ、そろそろ腹部が痙攣をし始めてきた少年は 気休めに謝ってみる事にした 「あぁ〜 (この辺笑い疲れ)。ごめんね?いや、あまりにもメフィストU世が吃驚してるもんで・・ぶッ!!くっくっく〜〜ッ!! ///」謝りながらもまたその場面を鮮明に思い出してしまった少年は、笑いを堪えきれず 腹を抱えながら蹲って身体を震わせてしまう。
あまりの居た堪れなさに拗ね始める悪魔。 部屋のハジの方で何やらぶつぶつと独り言を繰り返し始めている。
・・・・ソロソロヤバイ。
そこで今まで散々笑い転げていた少年はハッと我に返った。
今まではまだ、 ”おちゃらけ”程度で済んでいた悪魔の周りの雰囲気がいつの間にやらガラリと変わっており、完璧 ”負のオーラ”を体中に身にまとっていた。…口では何やら怪しい呪文なんかを唱え始めてたりする。
自分の背中を悪寒が高速マッハで駆け上っていくのを直に感じた。
と言うか、目が据わっている・・・・ (汗)
「うわぁ〜〜!? (汗)ちょ!ちょっ!待って!待って!!メフィストU世――!?この事は〜、僕と君だけの秘密にすればいいんじゃないかな?…そうすれば皆の前 ではいつも通り ”カッコよくて、頼りになる”メフィストU世でいられるでしょ?」
最後の所はキラキラトーンと花を共にするくらいの完璧な笑顔。 効果音は勿論「にっこりv」
そして、決して皆の中での悪魔が ”カッコよくて、頼りになる”ものではなくても、今はそう言っておくが吉。 今の現状ではそこを最大限に強調させる事が重要だったりする。 この悪魔は妙にプライドの高いところがある。 だが、実際抜けている所も多数ある。その度に自分の威厳が崩れていくようで 許せないらしい。
威厳とかそんなもん、とっくの昔から無いのに。 (笑)
あと、もう一つのキーポイントは・・・ 「僕と2人だけの秘密って、嫌?」
小首を傾げて上目遣いで見てみたり。 ・・・いつのブリッコだよッ・・・ (汗)と言う感じだがこのタイプは今でも充分通じるようだ。良い例に某オーディション番組から結成された女のアイドル達がいる。
この例達を見ても分かるように「男はブリッコ、基上目遣いと謙虚な感じに弱いッ!」 と言う事になる。 あと、実はこの2人が「恋人同士」だという事を踏まえた結果・・・。
「ベッ、別に!嫌じゃ・・・ねぇ〜けど・・・ ///」
このような返答が返ってくるのは予測済みなのだ。 少年は頭が良い・・・。とことん頭が良い。 「本当ぉ〜・・・vそれじゃあ顔のマヨネーズ洗ってきなよvみんなには勿論黙っとくからねv」 予測済みの答えであっても心底「安心した」と言うのを表現するために一番最初の 言葉から次の話題へ移る言葉までの間を充分すぎるほど、余裕を取っておき下向き 加減に息をはく 悪魔の負のオーラが体からどんどん離れていく・・・、。 「あ、あぁvそんじゃあ、言ってくるか・・・v」 赤くなった顔を見られたくないのか (と言うか最初ッから見えない。マヨネーズで)足早に洗面台に向かう悪魔。
作戦は完璧 +
完全に悪魔が去った後が作戦成功。 即興にしてよく出来たほうだと思う。 ふぅ〜・・・と軽く息を吐きながら不図、下にある空になったマヨネーズのチューブを拾う。 「今日はとことん振り回されたなぁ〜・・・僕もメフィストU世も・・・」 クスッvと笑いそのチューブを捨てる。
マヨネーズなんかでこの恋人達は引き裂けない。
悪く言えば、マヨネーズなんかで2人の関係にヒビの入りそうになった2人。
そんな2人は、マヨネーズよりも美味しい関係。
「おぉーい!!タオル何処ダァーー?!」 「えぇ?二段目に無かった〜?」
何これ〜? |
ってかセンタリングかっこ悪い!(汗) |
その上見難い! |
...ってか左寄せとかしたかったんだけど...そんな知識ないし! |
誰か教えてプリーズ!!!(泣) |
敢えてU世X埋れ木について触れないどこーと思います(笑) |
アニメのDVD出てくんろー!!(泣) |
03.3.22 これって月1ペース?(汗)由渡