Wind farm 'kills Taiwanese goats'

from BBC NEWS

 風車騒音の家畜への影響は「搾乳量や肥育などに影響」があるとか、風車建設推進派からは「そんなことは無い」とか言われていますが、もちろん私の個人的見解では、一定の距離内では人間に影響が有るのですから、当然ながら動物にも、ヒョッとすれば植物に影響はあるだろうと考えています。昨日の「風力タービン騒音、台湾でヤギ400匹が不眠で死亡かと言う報道にはビックリでした。もっと詳しいのは無いかと探していたら、BBCニュースに有りました! 

 BBCの見出しは、日本の報道のように、「死亡」と言うような「?」付きではなく、ズバリ、「風車が台湾のヤギを殺す(Wind farm 'kills Taiwanese goats)」と、強烈です。ひとまず、拙訳を載せておきます。


風力発電施設が‘台湾のヤギを殺す’

関係者に依れば、台湾で多数のヤギが風車騒音による極度の疲労かも知れないにより死亡。
(英語の'may'はいつもどう訳すべきが迷います。この場合は死亡したのは事実でしょうから、この場合の「かもしれない」は死亡原因に付くべきではないかと考え、変な日本語になりました)

離れ島に住む農夫がBBCに語ったところに依れば、「8つの巨大な風力タービンが彼の放牧地の近くに設置された後に、400匹を超える動物を失った」と言うことである。

農業協議会は、騒音による睡眠不足によりヤギが死亡(demise)した疑いがあると言う。

Taipower(台湾電力公司)は、新しい畜舎を別の場所に新しく建てるための建築費の一部支払うことを申し出た。

会社のスポークスマンは、「ヤギの死亡の原因は、まだ、調査される必要があるし、ヤギが騒音で死んだかどうかには疑義がある」と言っている。

農夫のクオ・ジン・シャンは「風力発電施設は約4年前に建てられた。そのころ私は約700匹のヤギを飼っていた」。57歳の彼は、「風力発電施設が導入された少し後に、彼の動物が死に始めた」と言う。今では彼にはわずか250匹のヤギしか残っていない。

澎湖群島(Penghu=台湾本島の西方30Km)はもの凄い風で有名である。

クオさんは、「風が強ければ強いほど、風車は騒々しくなる」と言う。「ヤギはやせこけたようだった。彼らは食べていなかった。ある夜、私が畜舎に出かけたところ、ヤギはすべて立ち上がっていた。彼らは眠っていなかったのだ。」と言っている。

彼が台湾でBBCのCindy ・Suiに語ったところでは、「私は何故なのか解らなかった。私が何か解っていたならば、私は、死亡を止めるために何かをしたであろう」語った。

農業協議会の地域家畜検査官は、クオさんが、そのような大規模な死を報告した唯一の農夫であると言った。

彼は、彼の主張はホンフーチンタォのすべての農夫にとってももっともらしい(Plausible)のは、彼の農場は風車に最も近くたった40m離れているだけであると述べた。

「異常音は、動物の正常な成長と飼料摂取に影響し、異常音がヤギに睡眠剥奪(deprivation)をもたらした可能性がある」とLu Ming-tsengは言っている。

クオさんは、「電力会社は、私が引っ越すに際しての援助を申し出たが、私のヤギの損失に対する補償は全然できないであろう」と語った。「引っ越すことは苦痛であるけれども、私にはどうしようもなく仕方ない。風車と一緒では私は生き残ることができない」と彼は語った。

090524

エコキュートによる"死"


マライアのXマス曲にヤギうっとり? 「乳増えた」英紙

2010年12月22日10時34分

 【ワシントン=勝田敏彦】クリスマスの定番ソングの一つ、マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」をヤギに聴かせたところ、乳量が増えたとの実験結果を、英紙デーリー・エクスプレスが報じた。科学的に立証された研究とはいえないが、クリスマス前の話題として米メディアも盛んに取り上げている。

 記事によると、英中部ヨーク近郊の農場で、ヤギの乳搾りの際にラジオをかけたところ、ヤギたちがくつろいだ様子で、乳量が増えることに作業員が気づいた。試しにクリスマスもののCDを流すと、ヤギは特にマライア・キャリーの歌に強くひかれ、通常は1日当たり3リットルの乳量が、3.5リットルに増えたという。

 記事は「作業員らは曲を聴き飽きたけど、ヤギには効き目がある」という農場経営者の話を引用している。

 人間並みの扱いをすると家畜も喜ぶらしいことを示す実験はほかにもある。英ニューカッスル大のチームは2009年、乳牛に名前をつけて名前を呼ぶと乳量が増えた、との論文を専門誌に発表している。1頭ごとに「牛格」を認めることで牛たちも気分がよくなるらしい。

 「プレゼントはいらないけど、あなたさえいればいい」といった内容の「恋人たちのクリスマス」は1994年の発表。日本でも人気が高い。


 「人間並みの扱いをすると家畜も喜ぶらしい」と言うことは、風車で死んだヤギは家畜並みの扱いだった訳だが、現在の風車被害者も「科学的に立証された研究とはいえないが」家畜並みの扱いと言うことなのかな。
101222

 このページのお終いの方の山羊がズラーッと横たわった写真を見ると、逃げれば逃げれた様ですから、必ずしも、”風車の騒音が直接的な原因とは考え難いということです。何か人類の想像を超えた大きな力が働いているのかもしれません。”


最後まで読んでくれて有難う

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