続 和歌山県由良町:風力発電低周波健康被害私論 7/7

風車騒音の健康への影響は誰が診断するのか"

気象協会の報告書は役場用と住民用と2種類あるのか?


13.由良町 こんにちは議会です

 由良町議会広報
こんにちは議会です

 「由良町 こんにちは議会です No.104平成26年9月定例会」の終わりから2ページ目「一般」の部に、由良守生氏による「風力発電による健康被害について」の「問答」が掲載されている。町長の答えは「答えるべき質問ではないので忠告として答弁としたい」として、「健康については、町民が判断するということではなしに、医師が判断しなければ、なかなか、それの原因等について判断するのは難しいです。低周波による健康被害という診断書をつけて、事業者に対峙したらいかが…」としている。


 そう、将に、低周波被害は町民が診断を下すべきではなく、行うべきは医師である。しかし、その医師はどこにいるのか。町が相談に行けと言い続ける保健師並に紹介してほしいモノである。そして、「低周波による健康被害という診断書」を書いてもらいたものである。


 続いてこれまでも地道に風車騒音問題を提起している川出純氏の質問「風力発電の調査報告書について」は鋭いところを突いている。「日本気象協会が、平成23年12月に、騒音と低周波を測定しました。その結果について…畑区民対象説明会を開催しました。その調査報告の結論として、「超低周波音、可聴音ともに、一般的な生活環境におけるレベルにとどまっており、これにより影響が及ぶ可能性は極めて低い」と評価している文書は、由良町に提出されているのか?」と言う問いに対し、

 町長は、「日本気象協会が、町に提出した…調査報告書には「直接的に健康被害を及ぼす可能性は極めて低い」と言うような記述はありません。」との答えに、川出氏のさらなる問いは「役場には、提出している総評と畑区での住民説明会の総評は、最後が違うことが書いています日本気象協会が、健康問題を出せる立場なのですか?」に、町長は、「報告書の記述については、気象協会が立ち入るべき領域を侵しているという認識は持っておりません。」としている。


 町長は、由良町に提出された調査報告書には「直接的に健康被害を及ぼす可能性は極めて低い」と言うような記述はありません。」と答えているが、「由良町 こんにちは議会です No.95平成24年8月定例会に於ける由良守生氏による「風力発電による健康被害」に対する答弁において、「由良風力発電開発株式会社が日本気象協会に依頼して実施した測定結果より低周波による影響を及ぼす関連性は、極めて低いとの報告が出ています。和歌山県においても、測定結果には信頼がおけるものとして取り扱っています。」とある。

 町長が平成24年内に見た「報告書」の@「低周波による影響を及ぼす関連性は、極めて低い」と、平成26年内に川出氏の質問に対し答えた、A「直接的に健康被害を及ぼす可能性は極めて低い」と言うような記述はありません。」は同じモノなのか。「気象協会が立ち入るべき領域を侵しているという認識は持っておりません。」と言うことは、気象協会は町に提出した報告書には「医師が判断」すべき健康への影響について言及していないのか。少なくとも住民説明会では「影響が及ぶ可能性は極めて低い」としているが、町長はそれを知らずに、「領域を侵しているという認識は持っておりません」というのであろうか。

被害の判断    由良町 こんにちは議会です
No.104
平成26年9月定例会
 由良町 こんにちは議会です
No.95
平成24年8月定例会
 由良氏「問」  町長「答」  町長「答」
 …。由良町で起こっていることは、すでに「どこまで耐えられるかどうか」と言うよな無責任な判断は許されません。…   …。答えるべき質問ではないので忠告として答弁としたい。健康については、町民が判断するということではなしに、医師が判断しなければ、なかなか、それの原因等について判断するのは難しいです。低周波による健康被害という診断書をつけて、事業者に対峙したらいかが…。  …。 低周波で、若干、健康を害したというような健康相談は、今のところ1名です。被害があれば、保健師なり保健所なり、町の担当のところへ相談していただきたい。
 由良風力発電開発株式会社が日本気象協会に依頼して実施した測定結果より低周波による影響を及ぼす関連性は、極めて低いとの報告が出ています。和歌山県においても、測定結果には信頼がおけるものとして取り扱っています。    
報告書は二つ?    川出氏の「問」  町長「答」
 日本気象協会が、平成23年12月に、騒音と低周波を測定しました。その結果について…畑区民対象説明会を開催しました。その調査報告の結論として、「超低周波音、可聴音ともに、一般的な生活環境におけるレベルにとどまっており、これにより影響が及ぶ可能性は極めて低い」と評価している文書は、由良町に提出されているのか  日本気象協会が、町に提出した…調査報告書には「直接的に健康被害を及ぼす可能性は極めて低い」と言うような記述はありません。 
 役場には、提出している総評と畑区での住民説明会の総評は、最後が違うことが書いています
被害の判断  日本気象協会が、健康問題を出せる立場なのですか?  報告書の記述については、気象協会が立ち入るべき領域を侵しているという認識は持っておりません
 後方 :風車群 写真と内容とは直接関係ありません

141101


  HOME

最後まで読んでくれてありがとう。


風力発電の羽根の下で〜和歌山における被害の実態〜   風力発電の被害を考える会わかやま制作ビデオ

黙殺の音 由良町の風力発電:低周波の健康被害の訴えに、町長「風車停止の権限ない」 121225

黙殺の音 和歌山県由良町:風力発電低周波健康被害私論 広川明神山風力発電所、由良風力発電所に見る地方自治体組長の見識 130110


HOME